当商工会議所が管理法人となり提案した
「次世代ニードルパンチ技術の開発計画」が
  平成21年戦略的基盤技術高度化支援事業に採択
 
 当商工会議所が管理法人となり、山梨県富士工業技術センター及び会員企業4社と研究開発を計画していた「次世代ニードルパンチ技術の開発」が平成21年度戦略的基盤技術高度化支援事業に採択された。
当地域の繊維産業では、常に新たな素材が求められているが、新たな原料には限界があり、ファッション性を追求した新たな加工技術の確立による新素材開発が求められている。現在の織物加工技術の一つであるニードルパンチ加工は、固定針で加工するため絵柄の自由度が極めて低いが、研究開発では、特殊針を個々に上下させることにより、高感性な任意の絵柄を表現できる世界で初めての次世代ニードルパンチ加工装置を開発する。事業期間は平成22年3月まで。
これによりジャパンブランド支援事業等において取り組んでいる海外展開プロジェクト「フジファソネ」にも新素材を提案できることとなり地場産業である織物の高付加価値化、ブランド化の促進が期待される。


[従  来  技  術]

 従来技術では多数の針を埋め込んだボード板の上下運動により繊維等を絡ませる機構のため無地柄となる。針を一定の間隔で抜いたボード板でパンチングするとストライプ柄が得られるが、針の入れ替えに膨大な時間がかかりコストアップの要因となってくる。

 
[新  技  術]

研究開発事業では、一体型のボード板を細分割化し、分割されたブロックの個々の針を電子ジャカードとスプリングを利用して任意に押し出すことにより、従来技術では不可能であった任意の絵柄が容易に表現できる新規性に富んだ機構及びシステムを開発するものであり、かつ、実用化に向けて課題となる針の交換機構をも開発する。